浄瑠璃寺の春
週末、万葉学者の上野誠さんのお誘いで、奈良大学のオープンキャンパスに茂木健一郎さんと行って来ました。公開鼎談とサイン会の後は、奈良市内で食事会♪
東京書籍の植草編集長、俳句座☆シーズンズの仲間も加わって、大和の新鮮な野菜をたっぷり使ったお料理をいただきました。特に美味しかったのは「野菜蒸し鍋」。蒸した野菜をお塩でいただくシンプルな料理ですが、野菜本来の風味と甘味が際立ち、本当に美味しかったです!野菜好きの私にはたまらない一品でした!
翌日は、上野さんのご案内で、奈良観光へ♪
先ずは若草山に登って、奈良を一望!(国見じゃ!国見じゃ!)青垣に囲まれた奈良盆地は、春霞に覆われていました。
ここで、昔から親しくさせていただいているカメラマン南浦護さんとバッタリ!!ちなみに南浦さん、上野さん、茂木さんは、「日本再発見塾」をボランティアで応援してくださっている面々です。(若草山のてっぺんで南浦さんに写真撮ってもらえばよかったぁ・・・残念!)
その後、馬酔木が満開の浄瑠璃寺へ・・・。
馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 水原秋櫻子
を口ずさみ、堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」を偲びつつ、境内を散策。障子明りに九体阿弥陀如来像を拝し、岩船寺へ。
写真:(左)浄瑠璃寺の春を満喫♪ (右)馬酔木や木蓮、桜などの花に彩られた参道
岩船寺の門前で、甘酒に目のないマユズミのリクエストで甘酒をいただき、無人販売所でこれまた目のないおしんこを買い込み、境内で鐘をひとつ撞いて岩船寺を後にしました。浄瑠璃寺も岩船寺も、うぐいすが良い声で鳴いていて、とても麗らかなひとときでした。
写真:鐘つけばぁ〜鐘が鳴るなりぃ〜岩船寺〜♪
お昼は「淡水」で鰻をいただき・・・あまりの鰻の美味しさに、お酒なんて飲んじゃったものだから、午後の観光はすべてキャンセル(連翹や急にまはりし昼の酒 まどか)。こんなふうに気ままに過ごす一日のなんと贅沢なこと!
来年は平城京遷都1300年。歴史のある土地って時間の流れ方が違いますよね。
古都奈良は、今もゆっくりと時間が流れていました。
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