泥中の花
フランス・ドイツ共同のテレビ局「arte」の取材を受けました。「arte」は質の高いドキュメンタリー番組を制作することで人気があります。実は私もかねてから「arte」のファンで、フランスに滞在中テレビは「arte」ばかり観ています。そんなわけで、番組に協力することにしました。
今「arte」では、「蓮の花」をテーマに一年をかけてドキュメンタリー番組を制作中。インドやアメリカなど諸外国でさまざまな視点から「蓮の花」を追っています。日本には古代蓮を撮影しにやってきました。そして私には"蓮と日本人"についてのインタビューがありました。ロケ地は鎌倉の鶴岡八幡宮。七月の猛暑の中、蓮池をバックに半日撮影をしました。
監督のフランソワ・ヴィーヴとは、今春パリで会い打ち合わせをしてきましたが、とても真面目な方で、カメラのセッティング中も、食事中も、蓮について日本文化について熱心に質問してきました。
それにしても暑かった今年の夏。フランス人にこの蒸し暑さはさぞやしんどいだろうなぁ・・とクルーを労うと、「僕等はインドのロケで蒸し暑さには慣れたから大丈夫。インドの暑さに比べれば日本は天国!」との返事。皆初めての日本をエンジョイしているようでした。
放送は来年の春以降になるとか。さあ、どんな番組になっているか、楽しみです♪
写真:(上左)白蓮(源氏池) (上右)蓮の俳句を詠みました (下左)猛暑の鎌倉での撮影 (下右)フランス人クルーと