遅ればせながら・・・お花見話
皆さん今年はお花見はどこでしましたか?
私は明日香村の石舞台古墳で花の宴をしてきました。
MBSラジオウォークでお馴染みの国文学者・上野誠先生のご案内で奈良吟行開始。平城京跡や奈良町を散策後、かの水原秋櫻子がご贔屓だったという「平宗」にて夕食。秋櫻子は奈良吟行の折にはしばしば立ち寄ったというから、私たちもあやかって良い句ができる!かな?(多分できると思う・・できるんじゃないかな・・ま、ちょと覚悟はしておけ♪)夕食後仮眠をとって深夜2時に起床。薬師寺の花会式に参加する。薬師寺は皇后(持統天皇)の病気平癒を祈って天武天皇が発願された言わずと知れた古刹で、花会式とは国家の繁栄と五穀豊穣を祈る修二会の行事のこと。造花をご本尊にお供えすることから花会式と呼びます。ちなみに秋櫻子も花会式を詠んでいます。「堂塔の月も久遠や花会式」。朝5時過ぎ、お寺で練行衆(行に参加した僧侶)と同じ茶粥をいただき、再びホテルにて仮眠をとって、いざ明日香村へ!
万葉文化館で、館長の中西進先生と合流。中西先生と奈良名物の”柿の葉寿司”をいただきながら、石舞台古墳の広場で花見の宴となりました♪桜もちょうど見頃でうららかな一日。お二人の専門家に万葉のお話等うかがいながら・・・という最高に贅沢かつ幸せ〜なお花見となりました♪お花見の後も引き続き上野先生のご案内で飛鳥路をめぐるという贅沢この上ない一日・・・曽我馬子・入鹿の邸宅があった甘樫の丘をながめつつ、飛鳥寺、水落遺跡、酒船石、亀形石造物と遺跡などをおしゃべりに花を咲かせながら(翌日腹筋に痛みを覚えるほど爆笑しながら!)ぽくぽくめぐりました。「ひさかたの天の香具山この夕べ霞たなびく春立つらしも」春の飛鳥路を歩いていると、のどかで思わず万葉の歌を口ずさみたくなります♪
一泊二日とは思えないほど盛りだくさんで充実していた奈良吟行。上野先生、そして中西先生はじめ万葉文化館の皆さま、本当にお世話になりました。ところで成果の方はいかに・・・^^; 奈良で詠んだ俳句は「最新一句」で発表しますので、ぜひ読んで下さいね!
写真:(左)万葉文化館前の菜の花畑にて(上野先生と) (右)柿の葉寿司でお花見(中西進先生と)