気ままにトーク

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2006年10月27日

ベルばらな一日・・おしゃれ吟行会in宝塚


秋晴れの先週末、読売新聞大阪本社主催の「おしゃれ吟行会」が宝塚で開催されました。
今回で第10回となる「おしゃれ吟行会」。お陰さまで毎回定員(200名)の2〜3倍の参加お申し込みがあり、抽選で定員に絞らせていただいておりますが、今回も4歳から91歳まで220名の方がご参加下さいました。
4歳の女の子は、第1回の「おしゃれ吟行会」の折は、乳母車で参加。毎回ご家族三世代で応募下さっています。「おしゃれ吟行会」での想い出と共にこの子も成長しています」ナンテ言っていただきました。なんだかほのぼのとしていて嬉しいですよね〜、こういうのって!
宝塚はまさに”おしゃれに吟行を”のコンセプトにぴったりのタカラジェンヌとすれ違うおしゃれな街♪かつて(30年程前^^;)「ベルばら」にハマッたマユズミにとっては、心ときめく街です!実は第1回の「おしゃれ吟行会」もやはり宝塚で開催されました。今回はその折に果たせなかった”夢”・・・そう、宝塚歌劇内にある写真館で、マリーアントワネットに扮しての写真撮影もついに実現!思いっきり膨らんだ赤いドレスに羽根付きのカツラ・・・背景はもちろんベルサイユ宮殿の鏡の間。さらに背景を歌劇の大階段に替えてもう一枚!写真館の方に「アントワネット様、そこで決めセリフを!」と言われて、思わずその気になり「マリーアントワネットは、フランスの女〜王〜なのですからぁ〜!!」ナンテ・・・のりのりの一日でした♪次回は(読売さん、またいつか宝塚でお願いします!)、”エリザベート”で撮影しようと心に決めて帰った、コスプレ(?)好きのマユズミでした!

 吟行にタカラジェンヌに小鳥来る    まどか

 

写真:(上)「おしゃれ吟行会」 (下左)宝塚歌劇内にある写真館で変身中 (下右)変身衣装もろもろ

2006年10月15日

名月そして・・・十六夜、立待

関東では今年は台風の影響で仲秋の名月を愛でることは叶いませんでしたが、皆さんのくらす地域ではいかがでしたか?仲秋の名月の翌日、つまり十六夜の日に、私は千曲市の姨捨へ仕事で行ってきました。姨捨といえば『大和物語』や「田毎の月」で知られる古くからの月の名所。松尾芭蕉は『更科紀行』の旅でこの地を訪ね「おもかげや姨ひとりなく月の友」を詠んでいます。
 
伝説の姨岩がある長楽寺に到着したときにはまだ夜空に雲が残っていて月は見えませんでしたが、十六夜の月見にやってきた地元の人たちが、空の明るい方を指差して「本当ならあの辺に月があるんだよねぇ・・」といつまでも空を見上げて残念そうにしていました。「無月もまた良し」地元の俳人の方がぽろりとこぼした言葉に私も同感。月が出ていなくても”無月”と名づけて愛でてしまう・・・日本人の美意識って本当にすごい!その後旅館で夕食をとっていると、主催者側の方が息を弾ませながら宴席に入ってきました。「良い月が出ていますよ!」しばし箸を止め、皆で仰いだ十六夜の月でした。

 

さらにその翌日(そう、立待の日)は山形県新庄市の本合海へ。松尾芭蕉は『奥の細道』の旅で、ここから舟に乗り最上川を下って、有名な「五月雨をあつめて早し最上川」を詠みました。
またこの地は義経と弁慶が奥州へと逃れる途中にやはり舟で通った地でもありますが、この義経・弁慶上陸の地に、この秋私の四つ目の句碑を建てていただきました。

十六夜は姨捨で、立待は最上で迎えた贅沢な今年の名月でした!

 草の香に一舟もやふ最上川    まどか

写真:(上左)千曲は名産のりんごが赤く色づき始めていました (上右)伝説の姨岩 (下左)金子兜太先生と、本合海にて (下右)右側が義経・弁慶上陸の地記念碑、左側が「草の香に一舟もやふ最上川」句碑

2006年10月10日

「俳句ウォーク」福島県飯舘村で開催

 
10月1日、福島県飯舘村で開催された「俳句ウォーク」に行ってきました。飯舘村といえば、「愛」で村おこしをしているユニークな村として有名です。マユズミも「愛の俳句募集」選者として度々飯舘には伺っていますが、今回は俳句ウォークの他に、イラストレーターのわたせせいぞうさんの句碑の除幕式も行われました。建立されたわたせさんの句碑の一句は、「香水の記憶に繊き君の腕」。『ハートカクテル』に登場するような美しい"君"だったのでしょう♪既に建立されている坂東三津五郎さん、増田明美さんの句碑と並んで、あいの沢の池の畔に除幕されました。句碑のそびらではガマズミが真っ赤な実をつけ、それは美しい飯舘の秋でした。
 
もちろんその日の食事は飯舘名物"飯舘牛"!これがまた美味しいんです!帰りの新幹線は福島駅で"ゆべし"やおせんべいなどを買い込んで遠足状態♪これもいつも飯舘からの帰りのお約束。ゆべし食べてもおせんべい食べても爽やかでハートカクテルなわたせさんに感動!ちなみにマユズミはおせんべい食べたり、寝巻き着たりすると、いきなり"おばさんモード"に切り替わります(^^;)

写真:(上左)句碑除幕式 (上右)わたせさんの句碑の前で (下左)左からわたせさん、増田さん、坂東さんの句碑 (下右)あいの沢のまどか句碑の前で


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