気ままにトーク

気ままにトーク TOP | 2006年05月 »

2006年04月25日

高田城夜桜句会

TAKADA.JPG

高田城の桜と斑雪山 / 夜桜吟行会参加者の皆さんと


新潟県上越市高田で開催された夜桜句会は、図らずも花月夜となりました。
大雪でことさら厳しかった今年の冬‥新潟の皆さんはどんな思いで桜を愛でたことでしょう。高田城の傍に上がった見事な満月を、参加者の皆さんと桜越しに仰ぎました。月明り、花明りに交した笑顔は、まさに"今宵逢ふ人みな美しき"。素晴らしい俳句がたくさん投句されました!

さまざまの事思ひ出す桜かな  芭蕉

齢を重ねるごとに桜に寄せる思いが深まるのは、花に重ねる想い出が年々増えていくから…。来年桜の下に佇んだとき、きっと高田城の夜桜句会を想うことでしょう。

2006年04月21日

用瀬の雛流しに行ってきました

nina.jpg

陰暦の3月3日(今年は3月31日でした)、鳥取県用瀬へ「雛流し」に行ってきました。前日までは春の雪が降っていた用瀬ですが("雪女マユズミ"健在です!)当日は晴天に恵まれました。和服姿の女の子たちが、桟俵に載せた紙雛を千代川に流し、小さな掌を合わせて一年の息災を祈ります。その後、代々伝わる古い雛を飾った家に招かれ、子供たちと共に「雛あらし」に参加。「雛あらし」とは雛の宴のことです。お膳には雛寿司や蛤のお澄まし、たにしの煮付け、干し鰈など、この地方に伝わる雛料理が並びました。ちなみに"たにし"は女雛の大好物って皆さんご存じでしたか?

雛流しはそもそも形代に穢れをうつし、川に流して厄除をしたのが始まり。
私の手を離れた雛は、名残惜しむかのように2、3度回って見せてから流れに乗ってゆっくり川を下っていきました。

 やゝありて流れはじめし雛(ひいな)かな まどか

2006年04月19日

バーレーン三日目続き

bahrain_05.jpg

ところで、生命の木の下に佇んでいたら、またまた俄か雨が降り出しました。すると生命の木の真向かいに虹が架りました。虹もここバーレーンではめったに見られないとか…。
私は昔から"虹"を見ると必ず良いことがあります。生命の木と虹のあわいに立ち、きっとこれから何か良いことがあるに違いないと確信したのでした。
よーし!いよいよ結婚かァ?!

バーレーン三日目

bahrain_04.jpg

バーレーン最終日は、日本大使館職員の井上夫妻、吉田夫妻と観光をしました。
コーラン博物館では、米粒に書かれた世界最小のコーランや意匠を凝らした古いコーランなどを見学。
ランチの後は、砂漠に一本生えているという"生命の木"を見に車を飛ばしました。砂地に力強く根を張ったユーカリの大木を、人々はいつしか"生命の木"と呼ぶようになったと言います。さぞや大切にされているのだろうと思いきや…幹はペンキの落書きだらけだし、子供が枝にのったり、ぶるさがったりして遊んでいるし…。まぁ"生命の木"というくらいだから、その程度のことにはめげないのでしょう!

2006年04月17日

詩の朗読会その(2)

bahrain_03.jpg
詩のリレー、シェイク・エイブラハム文化センターにて

バーレーン二日目は、今回の催しに参加しているすべての国の詩人によるリレー朗読会となりました。トップバッターは私。日本語ーアラビア語の通訳のドタキャンにもめげず、俳句を朗読しました。(なんてったって私は日頃"アラブ系日本人"と周囲から言われているくらいですから)
イラン、フランス、エジプト、パレスチナ、シリア、イギリス、ドイツ、パキスタン、、バーレーンと続き、予定時間を一時間もオーバーして閉会となりました。
言語の違いだけでなく、朗読や表現の仕方も様々。とても興味深かったです。
朗読会の後は雷を伴う嵐に!("雪女"は返上で"嵐を呼ぶ女"になったかも!)幻想的な夜となりました。

2006年04月11日

朗読会その(1)

bahrain_02.jpg

4月4日、各国から集った詩人たちが、アジア、ヨーロッパ、アラブの三グループに分かれ、それぞれ別の会場で詩の朗読会を行いました。私が参加したアジアチームは、前日サルマン皇太子を招いてオープンしたばかりの「詩の家」で。イラン、パキスタン、そして日本からの三人。私はトップバッター。まずは俳句の説明をし、パワーポイントを使って日本語の俳句と英訳、さらには日本の風景も映写しました。俳句に初めて触れる人も多く、その短さと日本の風景の美しさにアラブの人たちはとても興味を持ってくれたようでした。イランの詩は意味は全く不明でしたが、その調べの美しさには感動!

2006年04月09日

バーレーンから帰国しました!

bahrain_01.jpg
他国の詩人たちと。マナーマにて

出発前に入手した情報によれば、4月現在気温は30度前後。雨は年間通じてめったに降らないということでした。が…どっこいバーレーンは寒かった!!…というのも、外が暑いためどこへ行っても室内はカキーンと頭が痛くなる程冷やしているのです。あまりの寒さに行く先々で冷房を(勝手に)止めまくり、カシミアのショールを買い求めました。(まさかバーレーンでショールを買うことになるとは!)
しかも着いた日は雹が、その翌々日は大雨が降りましたァ…("雪女"マユズミのせい??)

というわけで雹に始まったバーレーン滞在。この続きは乞うご期待です(^-^)/~
まどか

2006年04月03日

バーレーンへ行って来ます

バーレーン王国のサルマン皇太子後援事業「詩の家」開館セレモニーに参加するためバーレーンに一週間程行ってきます!このセレモニーには、アラブ諸国はもとより、イギリス、フランス、ドイツ、インドなどから詩人が集い、独演やリレー形式で詩の朗読を行います。
ところで皆さんバーレーンてどんな国か知ってます?なんとアラブで初めて石油を採掘した国!でも20年以内にその石油が尽きてしまう国!!なんだそうです。また首都マナーマのあるバーレーン島を含め33の小島で構成されていて、聖書に記された「エデンの園」はバーレーンではという一説もあるとか。
ではしばらく留守をしまーす!おみやげ話をお楽しみに。

ようこそ俳句アラモードへ

関東はどこもかしこも桜が満開ですね!
4月より、マユズミの新しい公式サイトがオープンします!「気ままにトーク」のコーナーは、俳句に限らず私が日々思うこと、仕事の話、旅の話(もちろん"恋バナ"も!)など、気ままなおしゃべり満載でいきたいと思います。お楽しみに!


「黛まどかの俳句 ア ラ モード」は、俳人 黛まどかのオフィシャル・サイトです。
Copyright(c)2006-2007 by Office Mayuzumi Madoka. All rights reserved.
このサイトに掲載されている文章・写真の無断転載を禁じます。