「あなたからの一句」
入選句発表
━━━━━━━━
6月のお題「梅雨」には、458句もの「あなたからの一句」が寄せられました。たくさんの投句をいただき、ありがとうございました。
お寄せいただいた作品の中から、黛まどかさんが選んだ「今月の一句」(最優秀賞)と入選5句を発表いたします(※表記はすべて作者の表記に従っています)。
■「あなたからの一句」■
■ 6月入選句の発表!! ■
6月のお題「梅雨」
有効投句数:458句
【今月の一句】(最優秀賞)
銀輪の彼につかまる走り梅雨
芳子
≪選評≫
高校生のカップルを詠んだという一句です。雨も気にせず、傘もささずに自転車に跨がる二人。一生懸命ペダルを漕ぐ彼、そんな彼につかまって自転車の後ろに座る彼女。風を切る若い二人のなんと爽やかなことでしょう。「走り梅雨」と取り合わせたことで、明るさと勢い、すがすがしさが際立ちました。「梅雨深し」や「戻り梅雨」では、この感じは出ませんね。「自転車」ではなくあえて「銀輪」としたところにも、作者の言葉に対するこだわりが窺えます。
(黛まどか)
【入選5句】
公園の蛇口うはむく梅雨晴間
水音
山宿の話は尽きぬ走り梅雨
前 みち
梅雨晴間一筋白くホームラン
砂漠の花
ラジオから弾む声あり迎梅雨
前塚まいっか
ワイシャツの糊をきつめに梅雨晴間
e女
--- * ---
今月の一句(最優秀賞)に選ばれた芳子さん、おめでとうございます!黛まどか自筆俳句入りサイン本をプレゼントさせていただきます。
今月の一句と入選句
HOME
━━━━━━━━
(C)2011黛まどか