明けましておめでとうございます。黛まどかです。
いつもメルマガをご愛読いただきありがとうございます。「ふくしまを詠む」は震災後の福島に毎月通い、福島の今を取材して「福島民報」に連載してい るものです。復興の様子や被災した方々の暮らしを伝えることと共に、福島本来の魅力を再発見して広く発信したいと努めています。故郷への誇りと自信をとり 戻すきっかけになればという思いからです。
福島第一原発周辺はまだ人が立ち入ることは出来ませんが、それ以外の地域では震災前と変わらない暮らしと、豊かな自然や文化があります。特に伝統文化は有形無形問わず、他県では既に絶えてしまったような貴重なものが残っています。
一方で震災から五年経った今も、風評被害は消えず、10万人を超える人が県内外に避難しています。
これを福島だけの問題とせず私事として受けとめて共に考え、出来ることから一つ一つ実行することが私たちに求められていると思います。
震災から五年、今年が福島にとって、また皆さんにとって良い年となりますよう。
平成28年元日配信 黛まどかの「ふくしまを詠む」号外より