4.交遊録

挟土秀平さん
天然の土と素材を使った塗り壁にこだわり、斬新でユニークな世界を展開し続ける左官業界の異端児挟土秀平さん。「職人社 秀平組」を率いて全国を飛び回り、職人の育成にも力を注いでいます。また「ザ・ペニンシュラ東京」や「洞爺湖サミット」等での仕事が高く評価され、世界的にも注目を集めています。コンクリート中心の現代の左官仕事に疑問を持ち、悩み苦しみながら独自の道を歩み始めた挟土さんは、2006年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にゲスト出演してブレイク。そのユニークな発想と語り口が人気を集め、現在は講演その他でも幅広く活躍中。見かけは一見YAZAWA 風不良中年(若い時はホントの不良だった…らしい)、でも中身は意外と乙女。超繊細な感性で、美しい壁だけでなく、強烈に臭くて切ない詩を紡ぐ。ところで挟土さんと私は同じ年の7月生まれ。しかも挟土さんは1日、私は31日。それを知った挟土さんの一言「ピン・キリだねぇ!」。2011年2月、日本文化を発信すべくパリで一緒にイベントを催しました。
地元飛騨高山に、十数年の歳月と全財産と溢れる程の愛情をかけて大正時代の洋館を復元中。このロマンティックな左官詩人に、いつか小さな庵をつくってもらうのが夢。

小川後楽先生
文人茶に興味を持ち、2006年春から小川流で学ばせていただいています。後楽先生は、小川流の家元としてはもちろんのこと、楢林忠男のペンネームでもたくさんのご著書を出されています。また、講演・大学の講義・テレビ・ラジオ・新聞等で、独自の煎茶文化論を展開されています。
北京大学等に留学された経験もあり、度々訪中。中国をオリジンとする茶の文化・歴史を研究。私も、陸羽の「茶経」の講義を受けていましたが、先生がむずかしい漢文を中国語で易々と読み下していかれるのにはびっくり!途轍もない教養がおありなのに、いつも控え目で気さくに接して下さるお家元は、本当に素敵な方です(京都弁も素敵なんですよねぇ!)。
「日本再発見塾」の呼びかけ人もお引き受けくださり、第二回「日本再発見塾」では、究極のお煎茶で150人の塾生と講師陣を唸らせました!また、2009年春からは「湯河原句会」にも参加され、ここでは美しい俳句でメンバーを唸らせました!!後楽先生の俳号は盧楽です。
薄紅の花をかざして白い月 盧楽

南こうせつさん
今年(2009年)還暦を迎える(あっ、言っちゃった!)とは、とても思えない若々しいこうせつさんです。6年程のお付き合いになりますが、いつも兄のようにまどかっちの相談(テーマは健康から恋まで幅広く)に乗ってくださいます。数年前体調を崩して入院した折、こうせつさんはこう励ましてくれました。
「まどかっち、辛い時こそ神様は近くにいるんだよ。苦しい時は″なぜこんなに辛いことが私に起こるの?″って思うじゃない。それは神様への問いかけなんだよね。逆に上手くいってる時は、神様のお陰だなんて思わないでしょ?そういう時は神様は遠くにいるんだよ。だから実は今チャンスなんだよ」と。その一言で、目の前がパアッと開けたのです。初めて会った時から、不思議とお互いにすごーくオープンに何でも話せちゃいました。こうせつさん、また美味しいもの食べながらいっぱいおしゃべりしましょう!そしていつかポンペイ(インドじゃないよ)行きましょう!!
こうせつさんは「日本再発見塾」の呼びかけ人にもなってくださっています。

千住明さん
映画「黄泉がえり」「涙そうそう」「象の背中」、ドラマ「高校教師」「家なき子」「聖者の行進」「ほんまもん」「砂の器」「「風林火山」 、アニメ「機動戦士Vガンダム」「鉄人28号」、CM「アサヒスーパードライ」「コスモ石油」「パナソニック ビエラ」などなど、多くの人が様々なシーンで、明さんの曲を聴いているはずです。日々多忙を極める千住さんですが、いつ会っても優しくてユーモアたっぷり!特に徹夜明けはハイテンションで最高!先日、元麻布「かんだ」の神田裕行さんと三人で深夜まで語り合っているうち、私の初恋の人と千住さんが高校の同窓生だったことが発覚!世の中って狭いよね~(しみじみ・・)。2009年12月には、千住さんとマユズミの初コラボ「新作『万葉集』」が上野の東京文化会館で上演されます(指揮、大友直人さん)。千住さんには「日本再発見塾」の呼びかけ人も引き受けていただいています。

片岡仁左衛門さん
十五代目片岡仁左衛門さんは、長~いこと憧れの方でした!(かれこれ20年くらい…(*^^*))その憧れの仁左衛門さんと、2008年春放映のNHK「日本の伝統芸能~歌舞伎入門」でご一緒させていただくことに!テキストの対談収録のため、歌舞伎座の楽屋を初めてお訪ねしたのが、2007年11月(それからテレビ収録終了の3月まで夢のような数ヶ月でしたぁ!)。幕間の時間をいただいての対談でしたが、浴衣姿の生仁左衛門さんの素敵だったこと!d=(^o^)=bお話も一言一言、言葉を選ばれてゆっくり話されるんですが、その間がなんともいいんです!実物の仁左衛門さんは、私が長年抱いてきたイメージ通りの華やかで上品で艶があって誠実で知的で紳士的な方でした!二枚目はもちろんのこと、「女殺油地獄」の与兵衛や「河内山」の宗俊などの悪役もとても魅力的で、幅広い演技が定評の仁左衛門さん。これからもますます目が離せません。ちなみに毎回収録に同行していたMM事務所のRちゃんによれば「まどかさーん、にやけ過ぎですよぉ!」…だったらしいです。f(^_^;

藤原正彦さん
大ベストセラー『国家の品格』が大変話題になった藤原先生。「品格ブーム」ともいえる現象はいまだに続いています。藤原先生とはある審議会でご一緒したのですが、席順があいうえお順だったため、毎回お隣同士(藤原→黛)になったご縁で、以来親しくさせていただいています。審議会では数学者にもかかわらずいつも「子供には、英語より数学よりパソコンより国語が大事!もっと古典の詩歌に親しむべき!」と心強い発言をしてくださいました。会議の後は、よくお茶を飲みながら人生相談に乗っていただいていました(先生、その節はありがとうございましたぁ‥(涙))。また、2001年に始めた「百夜句会」のオリジナルメンバーとして、第一回から参加されています。数学(算数?)が大大苦手な私が「難しい数学の問題を解くコツは何ですか?」と聞くと、先生は微笑んでこうおっしゃいました。「俳句と同じ。美しいものを美しいと感じる心です」…う~ん!ますますわからないんですけどぉ‥(;^_^A
藤原先生の俳号は“一夜”です。
秋の暮ゴッホの室の鉄格子 一夜

